接続器具-アドヒーシブとラリボタン/ラリチューブ

アドヒーシブやラリボタン、またはラリチューブといった接続器具は、永久気管孔にHMEを装着する時に使用します。
どんな人に向いていますか?
アドヒーシブは永久気管孔にHMEを装着する最も簡単な方法です。説明書に従い慎重にアドヒーシブを永久気管孔周囲に貼りつけ、HMEを装着するだけです。
プロヴォックスラリチューブやラリボタンの使用が推奨される時もあります。このような時は、医療従事者と面談するまで、アドヒーシブのご使用はお控えください。
状況に合わせてアドヒーシブを使い分ける
肌の状態に合わせて異なる種類のアドヒーシブをご用意しています。
プロヴォックスフレキシダームは柔軟なアドヒーシブで永久気管孔の形状に合わせて、ぴったりとよくフィットします。
プロヴォックスオプティダームは、他のアドヒーシブと比べて粘着力が弱めで肌に優しいアドヒーシブです。手術や放射線療法の直後の使用に適しています。特に肌が敏感で肌荒れしがちな方にも適しています。
夜の使用に適したプロヴォックスルナ
プロヴォックスルナアドヒーシブは柔らかい素材でできており、快適にお休みいただけます。ルナアドヒーシブは、水を含んだゲル状素材でできています。肌の負担を減らして、翌日日中用のアドヒーシブを貼り付ける準備をします。

アドヒーシブを取り換える
アドヒーシブを取り換える時、永久気管孔周囲の手入れをすることは大事です。十分なお手入れをすれば、肌荒れを起こしにくくなり、アドヒーシブをぴったりと密着させることができます。
肌の調子を整えるコツ
- 日中のアドヒーシブを剥がす時は、アドヒーシブリムーバーを使用しましょう
- アドヒーシブを剥がした後は、プロヴォックスクリーニングタオルで肌を清潔にしましょう
- 夜はプロヴォックスルナを使って、肌の負担を減らしましょう
- 朝、ルナアドヒーシブを剥がし、クリーニングタオルで肌を清潔にした後、乾かしましょう(ルナアドヒーシブに水分を含ませることで簡単にはがすことができます)
- 肌が敏感な方は、プロヴォックススキンバリアを使用し、十分に乾かしてから日中のアドヒーシブを貼りましょう

喉頭摘出者様用の気管カニューレ
医療従事者にプロヴォックスラリチューブやラリボタンの使用を勧められた方へ
プロヴォックスラリチューブは、永久気管孔が収縮するのを防ぎながら、永久気管孔にプロヴォックスHMEを装着するカニューレです。手術直後、放射線療法時や肌荒れでアドヒーシブを使えない時に、アドヒーシブのかわりに使用することもできます。プロヴォックスラリチューブ使用時にラリクリップやチューブホルダーを併用することもあります。
プロヴォックスラリボタンも、永久気管孔が収縮するのを防ぎながら、HMEを気管孔に装着するために使用します。ラリボタン単独で使用する場合と、ラリクリップやチューブホルダーと併用する場合とがあります。
ラリチューブやラリボタンの使用に関心をお持ちの方は、主治医にご相談ください。
